アメリカのベンチャー企業が開発を進めている旅客機で、マッハ2.2の超音速で巡航し乗客55人を乗せて9000海里(1万6668キロ)の航続力を持たせることを目標にしている。エンジンには、アフターバーナーのないターボファン3基を使用するとされている。この旅客機の開発に先立ち、まず2人乗りのXB-1と名付けた超音速研究デモンストレーターを製造し、超音速旅客機開発に必要な各種のデータを収集することにしている。XB-1の初飛行は2018年の予定で、巡航速度:マッハ2.2、航続距離:1000海里(1852キロ)以上という計画性能が示されている。このXB-1での作業が計画通りに実施され必要なデータが得られたのち超音速旅客機の開発に入り、2020年の実用化を目指すとされている。
こうしたブーム・テクノロジーのプロジェクトに対して、2017年12月5日に日本航空が、パートナーシップ関係の締結と、1000万ドル(約11億3000万円)の資金提供を行うことを発表した。日本航空は、開発作業をサポートするのに加えて、20機の将来の優先発注権を取得している。