ある一定期間に実際に消費した電力量から得られる平均消費電力を最大使用電力で割った値のこと。式で表すと、負荷率(%)=100×使用期間中の消費電力量/(最大使用電力×使用時間)、となる。期間のとり方によって日負荷率、月負荷率、年負荷率などがある。年負荷率は、統計や計画の実務面から最大使用電力の代わりに最大3日平均電力(年間で電気出力が高くなった日を上位3日間とり、平均した値)を用いることが多い。負荷率が低いほど発電設備が非効率に利用されていることになる。日本では、年間の電力需要のピークは、例年7~8月の午後3時頃に集中している。また、ピークは年とともに先鋭化しており、負荷率の悪化が進んでいる。これは、パソコンなどのOA機器に加えて、エアコン、冷蔵庫、清涼飲料水の自動販売機など冷房・冷蔵機器の普及が大きな理由となっている。