2008年に開始された、イギリス、アメリカ、中国の国際共同研究プロジェクト。1000人のゲノムを解読して、ゲノムレベルの人種差、個人差を明らかにし、遺伝病の研究やオーダーメード医療(personalized healthcare)に応用することが目的である。03年に完了したヒトゲノムプロジェクト(Human Genome Project)以来の大型プロジェクトでもある。一方、日本人(1人)のゲノムも10年に解読され、従来のヒトゲノムの塩基配列との差も明らかになった。複数の日本人ゲノムが解読されれば、日本人の特徴的な塩基配列から、固有疾患の原因解明にもつながる可能性がある。