2005年4月に開設された、国内における「情報セキュリティー政策/対策」の中核的役割を担う組織。従来の内閣官房情報セキュリティー対策推進室を強化・発展させたもので、その役割には、情報セキュリティーに関する基本戦略の立案、政府機関の総合対策促進、政府機関の事案対処支援、重要インフラの情報セキュリティー対策の4項目が挙げられている。セキュリティー対策を施すための統一的かつ横断的な組織としては、アメリカには「国土安全保障省」、イギリスには「国家インフラストラクチャー安全調査局」、フランスには「情報システムセキュリティー中央局」がある。