ツイッター(Twitter)が運営する公式サイト「Twitter.com」をユーザーが利用している際に、タイムライン上の細工されたツイートにマウスオーバー(表示や画像にマウスを重ねるだけで対象が変化してリンク効果があるもの)するだけで、そのツイートが勝手にRT(リツイート)されてしまうという被害が、2010年9月に発生した。これは、同サイトにあったXSS脆弱性(あるサイトに書かれたスクリプトが他のサイトにクロスして実行されること)を悪用したもので、ツイートにJavaScriptの「オンマスオーバー(onMouseOver)」コードを含めることで実現されていた。利用者の増加とともに、このようなツイッター利用者を標的とした攻撃が増加している。