パソコンが感染すると、利用者が気付かぬうちにインターネット経由で遠隔操作されてしまうため、こう呼ばれるようになったウイルス。厳密には自己増殖機能を持たないため、ウイルスではなく「トロイの木馬」に分類される。2012年には、インターネットの掲示板などに襲撃や殺人の犯罪予告を行ったとして逮捕された4人の男性が、実は本人の意志で書き込みを行ったわけではなく、遠隔操作ウイルス「iesys.exe」によってパソコンが遠隔操作されていたことが後に判明、冤罪事件として注目を集めた。真犯人は、インターネット掲示板を介して、この4人のパソコンにウイルスを感染させたとされる。