アメリカのマイクロソフト社が2001年に発売したパソコンの基本ソフト(OS)、「Windows XP」のサポート期間が14年4月に終了する。サポート期間中には、コンピューターウイルスやハッキングなどのサイバー攻撃に使用される恐れのある弱点(脆弱性)が見つかるたびに、同社から修正プログラムの無償配布が行われてきたが、同月以降は配布されなくなる。セキュリティーにかかわる重大な問題にもかかわらず、予算不足などの理由で、多くの企業や自治体はWindows XPを使い続けており、情報漏洩(ろうえい)やデータの改ざん、ウイルス感染などの危険性が高まっている。