炭素、水、生態フットプリントのように、人間活動の環境負荷を表す指標の一つ。原子力発電の環境負荷を表す指標として同志社大学の和田喜彦教授が提案した。ウラン鉱山、精錬所、原発施設周辺の放射能汚染の負荷と、100万年とも言われる使用済み核燃料の超長期保管の負荷に分けられる。さらに、放射能負荷ではないが、原発には大量の温排水による負荷もある。使用済み核燃料を100万年間保管するのに要するエネルギーは、原発が生み出すエネルギーの16倍に相当すると試算される。日本にある54基の原子炉からの7度高められた温排水は、日本の全河川の流量の25%にあたるとされる。