情報解析のアプローチにより生体機能を解明するというもの。ゲノム解析により得られた膨大な量の情報から、ある特定の機能に対応した配列を抜き出し、ゲノム配列と情報との相関をとる、すなわち膨大なゲノム配列から遺伝子を特定していくための学問としてスタートした。膨大な情報から必要な情報のみを抜き出すデータマイニング(data mining)などもその一つである。しかしながら、必ずしもゲノム情報だけではなく、脳神経系の情報伝達における信号解析など、シナプスにおける神経伝達物質を介した量子化情報のやりとり、情報コーディングのような、より高次な情報解析を含む場合もあり、カバーする領域が広くなってきている。