名古屋大学で開発された、植物を透明化する試薬。尿素と界面活性剤(デオキシコール酸ナトリウム)およびキシリトールからなり、植物組織を浸すことでクロロフィル(緑色の色素)を取り除き、このClearSee試薬で置き換えることによって植物を透明化する。理化学研究所が開発した透明化解析技術「CUBIC(キュービック)」が基になっている。今まで邪魔になっていたクロロフィルを除くことで、植物に導入した蛍光や蛍光たんぱく質を観察できるようにした点で優れている。植物の透明化試薬としては、このClearSee以外にフナコシの「RapiClear(ラピクリア)」、コスモ・バイオの「FocusClear(フォーカスクリア)」などの製品もあるが、透明化の時間や容易さの点で本法が優れている。