ゴム管を音波と組み合わせて、干渉音の周波数特性から圧力のかかった位置を推定するセンサー。東京工業大学の田原麻梨江准教授らは、ゴム管の中に伝搬させている音波が、圧力がかかって変形した場所で反射することにより、そこで生じる反射音と干渉することに着目。その周波数特性の変化から圧力のかかった場所を推定できることを報告している。実験では、直径15mm、長さ約2mのゴム管で、1mmのへこみが生じた場合にも検出可能であったばかりでなく、ゴム管が曲がった状態でも圧力を検出することができ、電車などで生じる戸挟み事故の防止や、ロボット用のセンサーとしての活用を目指している。