今後30年間の地震発生確率が全国一とされる活断層。茅ケ崎市から小田原市の湾岸地域、秦野市、伊勢原市の一部などが震度7の超激烈な揺れとなり、夕方で風の強い場合には、全壊および全焼22万棟、死者5600人の大惨事となる(中央防災会議による)。震源規模はマグニチュード7.5程度。国府津-松田断層はJR御殿場線に沿って大磯丘陵と小田原平野を分ける北東傾斜の逆断層で、東京から新幹線のぞみで約30分後、緑に囲まれていた車窓の展望が突然開ける地点で、この断層を横切る。日本の陸地を載せるプレートと、フィリピン海プレートとの境界と考えられる。断層帯の東部は、関東大震災を起こす関東地震と同時に活動する可能性があり、最後の活動は12~14世紀前半。