首都圏で最も地震発生可能性の高い活断層群。2011年東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の発生によって、地震発生の可能性が高まったおそれがある。この断層群でマグニチュード7.2の地震が発生すると、横浜市の湾岸部、横須賀市東部、三浦市北部、逗子市、鎌倉市の一部などが震度7の超激烈な揺れに襲われ、阪神・淡路大震災級の被害が予想される(中央防災会議による)。三浦半島を西北西から東南東に横断する断層の集まりで、湘南の葉山町から横須賀市をとおる主部と三浦市をとおる南部に分けられる。主部は北の衣笠・北武断層帯と南の武山断層帯とに細分されるが、どちらも今後30年間の地震発生確率が高い。南部は不明。横須賀市ではインターネットのサイト「よこすか防災ナビ」で50メートル区画の震度予測を公表している。