滋賀県高島市から南へ、琵琶湖西岸をとおり、一部湖底断層を含んで大津市石山寺付近まで、ほぼ南北に延びる全長約59kmの活断層帯。かつては、近畿圏で地震発生可能性が最も高い断層とされていた。最近の調査で、1185年に京都で大被害となり、鴨長明によって方丈記に記された地震が、断層帯南部の活動であることが判明した。よって、南部で地震があったとしても、京都で大被害となることはないであろう。しかし、断層帯北部は、最近の2400~2800年間活動していないと考えられる。活動の平均間隔が1000~2800年と推定されているので、満期状態にあり、いつ地震が起こってもおかしくない。震源規模はマグニチュード7.1程度と予測されている。