九州で地震発生の可能性が最も高い活断層で、福岡市をほぼ南北に横切る。マグニチュード(M)7.2程度の大地震で、断層帯周辺では震度6強以上の超激烈な揺れが予想される(地震調査委員会による)。地震時には断層上で2mの横ずれと、数10cmの段差(東側沈下)が予想される。正確な位置は不明だが、福岡の市街地、特に高層マンション街や、市街地北の石油基地をとおる。この断層は全長約50kmの断層帯の半分(南東部)にあたり、別の半分は既に2005年3月20日、M7.0福岡県西方沖の地震として活動した。この時は市内の一部などで震度6弱の激烈な揺れとなった(死者1人、重傷76人)。ひと月後、警固断層の北端深部が活動して最大余震(負傷58人)が発生。