地震発生の可能性が高い山形県の断層帯。上山市から北へ、山形市、寒河江市、村山市などをとおって、大石田町まで、ほぼ南北に山形盆地の西縁を限る。 全長約60kmで、それぞれ長さ約30kmの北部と南部に分かれる。いずれもマグニチュード7.3の地震が予測されている。冬の早朝に北部と南部で同時に地震が発生すると、全半壊建物8万9000棟、死者2100 人(山形県による)。山形市など断層がとおる地域と、その西の山間部で、震度6強以上の揺れとなり、多数の山崩れが予想される。この断層の活動によって低くなった土地に土砂が積もり、山形盆地ができた。