2011年東日本大震災前に、間もなく起こると考えられていた地震。マグニチュード(M)7.5~8.0と予測されていたが、実際にはM9.0の地震の一部となって発生した。2005年8月の宮城県沖の地震(M7.2)は予想された場所で起こったが、途中で終わってしまった。今回は予想された場所から始まったが、日本海溝付近の津波地震を引き起こし、周辺領域も震源域に含まれる超巨大地震となった。過去200年の間に6回、30~40年ごとに大地震が起こっており、最後の地震の1978年から数えて33年後であった。現在も宮城県沖の地下ではプレート境界がゆっくりずれており、動きは止まっていない。