数秒~十数秒後に大揺れが来ることを知らせる情報。首都圏等では2010年9月29日午後5時頃、携帯電話が一度にブィーブィーと鳴りだして知らせたのが、この情報。震度5弱以上の揺れが予想される場合に配信される。現状では震度の誤差は1程度あり、震度4以上が予想される地域に伝えられる。車を運転している場合には、ハザードランプを点灯してから、徐々に速度を下げる。室内では、頭部を守って机の下等に隠れる。無理に火を消すことはしない。速報はテレビやラジオでも放送され、鉄道、建設会社、印刷会社、病院等も利用している。震源に近い観測点でP波(地震の最初の揺れ)をとらえて解析し、離れた場所のS波(大揺れ)の強さを予想する。ただし激烈な揺れとなる震源域近傍では、速報より前に大揺れが来るので、間に合わない。