大地震の後に発生する多数の小さな地震。余震を伴う地震は本震(mainshock)と呼ばれ、その地震の前に起こる、本震より小さな地震を前震(foreshock)という。多くの地震が比較的狭い地域に集中して起こり、本震と呼べるような大きな地震がない場合、これらの地震の集まりを群発地震(earthquake swarm)と呼ぶ。余震によって非常に強い揺れ、或いは激烈な揺れとなり被害が予想される場合、余震確率が気象庁などから発表される。最大余震のマグニチュードは、本震のそれより1少ない程度のことが多いが、地域によっては最大余震の被害が本震を上回ることもある。大きな余震(子)には二次余震(孫)が伴うことがあるので、救出活動などの際には一時休憩をとるなどの注意が必要である。