近畿圏で地震発生の可能性が高い活断層。マグニチュード7.4の地震が発生すると、冬の風の強い時には主に火災延焼のため14万棟の建物が全壊・全焼、また早朝ならば主に建物の全壊によって死者3700人になると想定される(中央防災会議による)。古道である山辺の道に沿って、奈良盆地の東縁を奈良県桜井市から天理市、奈良市へと通過。さらに北に続いて京都府城陽市まで、ほぼ南北に延びる断層帯で長さは約35km。断層に沿う地域では、激烈な揺れに襲われ、奈良市付近や京都南部で大被害が予想される。
図「要注意活断層とその地震発生確率」