今後30年間の地震発生確率が最高レベルの活断層。「東海地震」と同時に活動する可能性がある。富士山の西を流れる富士川に沿って南北に、富士宮市、富士市を通り、南は駿河湾内のプレート境界へと続く。駿河湾から遠州灘へと続くプレート境界で「東海地震」が発生する場合、何回かに一回はこの断層帯が活動すると考えられるが、実証されていない。1854年安政東海地震の際には、蒲原地震山、松岡地震山などの地変が記録されているが、この断層帯の固有の活動ではない。断層の西側が東側に対して持ち上がり、大きな段差が現れるので、東西の交通が遮断される恐れがある。