中国四川省東部で2008年5月12日に発生した巨大地震。死者約7万人、行方不明者約2万人、マグニチュード(M)7.9で、陸地で起きた最大級の地震。四川盆地を境する龍門山断層帯の活動で、断層の長さは300km弱。断層の西の山地では大規模な山崩れ、地すべりが発生、東の盆地では、強い揺れによって、多数の建物が崩壊した。地震は現地時間14時28分ごろ発生したため、学校で生徒が多数死亡し、手抜き工事や耐震基準が問題とされた。龍門山断層帯は、日本の活動的な活断層と同程度に活発な活断層であるが、歴史上M7程度以上の地震は知られていない。