2011年2月22日現地時間12時51分ごろ、ニュージーランド南島のクライストチャーチ市南縁で発生したマグニチュード(M)6.3の地震で、死者166人。倒壊したカンタベリーテレビビルで、留学している日本人28人を含む115人が死亡。ニュージーランド建築住宅庁によれば、同ビルは1986年建設当時の基準を満たしていなかった。この地震は、クライストチャーチ西方で前年9月4日に発生したM7.0の地震の最大余震、あるいは誘発地震と考えられる。著しい液状化により数万の家屋が被害を受けた。クライストチャーチ大聖堂の尖塔(せんとう)が破壊され、6月13日のM6.0の余震でさらに破損した。この余震では一部建物が崩壊、液状化や停電の被害があった。12月23日にも沖合でM5.9とM5.8の地震が発生し、同様な被害に見舞われた。