火山活動によって形成された島。伊豆大島や小笠原諸島のようなプレートの沈み込みに伴う火山活動、ハワイ諸島のようなホットスポットによる火山活動、アイスランドのようなプレートの発散境界(プレートが離れていく境界)での火山活動に伴うものに大別される。海洋底からみると数千メートルの高まりを成しており、島を構成するのは大きな火山体の頂部である。ホットスポットやプレートの発散境界で出現する火山島は、玄武岩から構成される。沈み込み帯で形成される火山は、安山岩質であることが多く、より急峻な勾配を示す。2013年11月20日、小笠原諸島西之島付近で海底火山噴火が発生し、新島が出現した。その後、新島は西之島に接続。14年1月には、新たに形成された陸地は0.4平方キロメートル程度で東京ドームの9倍とほぼ同じ大きさまで拡大した。安山岩溶岩の噴出量が多く、海岸侵食に対して耐性が強い。