ハワイ島から西北西に島が並んでいるが、北緯32度付近からは北北西に向きをかえて海底火山が並ぶ。これは天皇海山列と名付けられた。太平洋プレートはこのマグマの上を通過している時に火山を作るが、マグマの部分を通過してしまうと火山活動はもはやなくなる。逆にこれらの火山の並びは過去のプレート運動の軌跡を表している。これらの海山は水路部によって北西太平洋海山群と名づけられていた。アメリカのR.ディーツは日本の水路部へ研究に来ていた時にこれらの海山に注目して、それらに日本の天皇の名前を冠せた。推古、光孝、神武海山などの名前がある。これらの海山がハワイと同様の火山であることは国際深海掘削計画の第55節において光孝海山で掘削が行われ、ハワイと同じ玄武岩類が得られた。またハワイ-天皇海山の屈曲はおよそ43Maとされている。