1億から1兆個の星と星間物質が重力的に結びついた系。アンドロメダ銀河や大小マゼラン雲は肉眼で見える銀河である。その形から楕円型(E)、レンズ状(S0)、渦状(S)、不規則型(I)などに分けられていて、この順に、銀河中の星間物質が多くなる。楕円型には特別な模様や構造は見えない。渦状銀河は銀河全体の6割を占め、明るい星や星雲が集中した渦状の腕とやや膨らんだ球状の中央部(バルジ)を持っており(→「銀河系」)、中心部が棒状に伸びたものを特に棒状(SB)と分類する。不規則型の銀河は全体の3%ほどで、質量は小さく、渦状銀河より暗い。