1億個以上の銀河の位置と明るさを求め、全天の4分の1の詳細な地図を作り、大規模構造のような宇宙の大局的物質分布を求めようという日本とアメリカの共同計画。ニューメキシコ州アパッチポイント天文台の2.5m専用望遠鏡に超大型のCCDカメラとファイバー分光器を搭載し、従来の1000倍以上の測光と分光データを取得する。1998年から始まり、2008年までに3億5000万天体を測定し、近距離の銀河約93万個、クエーサー約12万個の距離を求め、20億光年先までの宇宙の三次元構造を描き出した。すでに何千ものクエーサーを発見したほか、全天撮像、恒星(太陽系外惑星探査のため)や遠方の超新星のスペクトル取得計画などへ対象を拡張している。08年から14年まで第3次探査が行われ、それ以降、第4次探査に移った。最も遠方にあるクエーサーのうち大半がこのサーベイ中に発見された。