2009年はイタリアの科学者ガリレオ・ガリレイが望遠鏡で天体観測を行った1609年からちょうど400年目にあたることから、世界天文年とされ(第62回国際連合総会において採択)、世界130カ国以上で天文学普及事業が取り組まれた。日本では世界天文年2009日本委員会(海部宣男委員長)が組織され、「ガリレオの驚きを、みんなの驚きに」をスローガンに、ガリレオの観測の追体験教室、1000万人の天体観望会、皆既日食中継、記念エッセーの募集、アジアの星の神話・伝説収集など、多彩な事業が展開され、これまでにない規模の天文イベントとなった。国際天文学連合(IAU)は10年も引き続き同種のキャンペーン活動を続けることを決めた。