ヨーロッパ南天天文台(ESO ; European Southern Observatory )がチリ・パラナル山の標高2635メートルの山頂に設置した口径8.2メートルの4機および移動式の口径1.8メートルの望遠鏡4機から成る望遠鏡群。1998年から2000年にかけて大型4機が設置され、06年に完成した。それぞれの光をすべて集めて口径16.4メートルの望遠鏡として機能させたり、口径130メートル望遠鏡に相当する分解能を実現する光学干渉計として機能させることができる。01年には干渉の実験も始まり、遠方の銀河や太陽系外惑星系の直接的観測など、高分解能を要する観測に大きな威力を発揮している。