ヨーロッパ各国が共同で口径39メートルの望遠鏡を作ろうというヨーロッパ南天天文台(ESO)の計画。2012年に計画が承認され、20年代中ごろの完成を目指して建設作業が始まった。主鏡は幅1.4メートル、厚さ5センチの798枚の6角鏡からなる。設置場所はチリの高度約3000mの高地セロ・アルマソネスで、ヨーロッパ南天天文台(ESO)の主力機VLTがあるパラナル天文台の東に位置している。近くのアタカマ砂漠にはALMA望遠鏡等が設置されていることからわかるように、天体観測には最適の場所である。E-ELTの目的は30m望遠鏡計画と類似しており、競合機になると思われる。