理化学研究所計算科学研究機構の世界最高水準のスーパーコンピュータ「京」を中核として、国内の大学などのスーパーコンピュータなどを高速ネットワークでつないだインフラであり、種々の利用者のニーズに応えることを可能にする。情報科学だけではなく、天文学、材料やバイオの研究などへの活用も期待されている。行政刷新会議が行った事業仕分けの指摘をきっかけに、「京」を単独ではなく多角的に活用するためにこのインフラを構築することが決まり、2010年度の予算で具体化された。「京」の運用は12年に開始され、ネットワークのインフラの整備構築が進められている。