光と原子の現象を通して1927年頃に確立した物理学の一般法則で、古典力学と異なる新理論である。量子とは、作用(action)という量がプランク定数(Planck constant h=6.63×10-34J・s)の最小単位にデジタル化されている意味。また重要な新概念はシュレーディンガーの方程式を満たす状態関数(state function 波動関数ともいう)とその重ね合わせの原理(superposition principle)であり、物理的実在の観念を革新する。状態の重ね合わせによる干渉効果はフラーレンC60やジョセフソン効果などの半巨視的現象についても最近の実験で検証されている。