勝手な数による陽子・中性子の核(→「原子核」)の大半は、短い時間で崩壊する短寿命核(short-lived nucleus)である。自然に存在する安定な原子核はある特別な数の組み合わせであり、その数(2、8、20、28、50、82、126など)をマジック数という。最近、中性子が6個付いた超重水素(super heavy hydrogen)原子核や中性子が34個の原子核も発見されている。また、安定な原子核より中性子が多いと、安定核の周りに余分な中性子が分布する中性子ハロー(neutron halo)ができる。1個の陽子に3、4、5、6個の中性子の付いた原子核が短時間存在する。