高エネルギー宇宙線(宇宙空間の非常に高いエネルギー放射線)が地球大気に突入して引き起こす空気シャワー(air shower 大気中における粒子集団の生成)の観測には、(1)地表での放射線測定、(2)窒素分子蛍光の検出がある。日本の明野観測所にあったAGASA(Akeno Giant Air Shower Array)は(1)で、アメリカのユタ州にあったFly's Eyeは(2)。(1)の拡大版のピエール・オージェー(Pierre Auger)観測所が2007年より本格運用しており、日本のTA計画(The Telescope Array Project)もユタ州に建設中。国際宇宙ステーションから空気シャワーを見下ろすJEM-EUSO(Extreme Universe Space Observatory onboard Japan Experiment Module)計画もある。