ブラックホール(black hole 重力が強いために光さえ脱出できない天体)とホワイトホール(white hole 外へ出ることはできても、内部に入り込めない天体)が対になった時空にあいた虫穴(ワームホール)のようなもの。空間の二つの地点A、Bを結ぶ経路が穴の外の通常の平坦な空間を通る道以外に、もう一つの穴の中を通り抜けた道があることになる。穴は遠くからみると重力源のように見える。ワームホールの起源としては、宇宙創生時の残存や量子的な時空のゆらぎによるベビー宇宙(ベビー・ユニバース baby universe)などが考えられている。