材料自身が状況・環境を感知しそれに対して適切な反応を行う最先端の機能材料で、インテリジェントマテリアルとも呼ばれる。例えば、ある反応において、加熱を止めるあるいは冷却する操作が必要になったとき、従来は温度センサーで監視しながら、組み込んだプログラムにより、ある制御温度以上になると電力を切る、あるいはアクチュエーターによってファンなどを動作させる、といった操作が必要であった。一方、スマートマテリアルは、材料それ自身がセンサーでありかつアクチュエーターであるため、自分でこれらの操作を行うことができるので、システムの簡略化、小型化、高い信頼性が実現する。