2010年9月23~30日、東京・新宿区の京王プラザホテルと早稲田大学を会場に行われた。日本では26年ぶりの開催である。ノーベル文学賞受賞者の高行健(フランス国籍の亡命中国人)、カナダのマーガレット・アウトウッドなどの著名な文学者が、文学フォーラムや講演、シンポジウム、討論会などに参加した。国際ペン(International PEN ; the International Association of Poets,Playwrights,Editors,Essaysts,and Novelists)の総会では、中国の人権問題が取り上げられ、言論弾圧で中国の獄中にある劉暁波(リウ・シアオ・ポー)の釈放を求めて宣言書が採択され、在東京の中国大使館に文書を手渡すという決議がなされた。また「国際ペン獄中作家委員会」創立50周年記念式典では、劉へのノーベル賞授与が各国ペンから提案された。その直後の10月8日、10年度のノーベル平和賞が劉暁波に授賞された。