急速眼球運動(rapid eye movement)を伴う睡眠相のこと。体の筋肉は弛緩(しかん)しているが、まぶたの下で眼球だけが激しく動き、脳波は覚醒時(目覚めているとき)と同じような睡眠の状態をいう。1950年代前半に発見され、レム(急速眼球運動)睡眠と名づけられた。それ以外の睡眠相をノンレム睡眠という。レム睡眠は個人差があるものの普段の睡眠の中では入眠から約90分周期で出現する。明け方になるほどレム睡眠が長く持続する。レム睡眠中は、脳は比較的高い活動水準にあるため、鮮明で活動的な夢をみている。よって明け方に長い夢をみやすい。