経済産業省から2006年4月に発表された、人間の身体形状、行動、認知、五感にフィットした将来の生活を支援する技術の実現を、2030年までの行程表にまとめたもの。基礎心理学で研究されてきた分野を、200以上の主に工学系の技術力をもって、人間の心身の健康に貢献する生活作りを実現するものといえる。例えばヒューマンエラーによる交通事故の防止のために、運転者の生理的変化から疲労度、集中力、眠気などを察知し、運転者に覚醒を促す刺激を与える、アルコール探知をし始動させるかどうかを決める、足りない技術を代行するなどの車、その他ストレス度を察知し、本人に知らせる腕時計、住人の行動、身体反応の変化から危険を察知し、安全を保つ家などがある。