企業が従業員に対してメンタルヘルス(心の健康)の回復、維持、増進を中心に種々の側面から支援を進めるプログラムないし制度。
第二次大戦中のアメリカでアルコール依存症から回復した労働組合員がほかの同じ依存症組合員をケアした運動に始まったが、その後、職場や家庭生活での問題全般への対応にまで対象が拡大した。近時、日本でもとりあげられ、心の健康づくり政策を中心として推進されている。形態としては、事業所内部に設置される内部EAP、事業所外のサービス機関に設置される外部EAP、両者併用など種々の方式があり、サービス内容も問題のアセスメント、各種カウンセリング、モニタリングなどのほか、組織リーダートレーニング、マネジャーコンサルテーション、キャリア教育、組織コンサルティングなど多岐にわたっている。