自己を徹底的かつ多面的に分析すること。他者評価と内観による自己評価から生まれる。労働意欲や学習意欲に乏しいニートが増加する傾向に伴い、近年、自己分析が一種の流行ともなっている。実際にはある種の行動の失敗などがあって初めて、それをどうクリアしていくかという現実的側面に応じて自己分析がなされるのがよいと思われるが、現実での行動をとることなしに自己分析を重ねることは、かえってアイデンティティーの拡散をまねく危険性があると考えられる。状況・相手に応じてキャラクターを使い分けすぎ、素の自分が誰だかわからなくなり、キャラクターのコントロールができなくなることをキャラ破綻ともいう。