個人の仕事とプライベートの生活のバランスを支援すること。ワーク・ファミリー・バランスともいう。少子高齢化の時代を迎え、労働者が、育児や介護などと職務を両立させるための支援が、行政や企業の取り組みによって進められている。例えば、企業におけるサービスとしては、育児や介護のほか、学校や医療機関の紹介、金銭トラブルの相談、法律相談の情報提供などもある。ワーク・ライフ・バランスが効果的に作用すれば、労働者のうつ病や過労死の予防にも貢献しうる。熟年労働者よりも若年労働者で、仕事志向よりも余暇志向が高まる傾向がみられ、今後ますますワーク・ライフ・バランスの機運が高まると予想される。