睡眠の質量、つまり睡眠深度や持続時間を測定する機器のこと。睡眠の悩みを抱える個人用の健康自己管理ツールとして発売されている。タニタの「スリープスキャン」はセンサー付きマットにより、呼吸、脈拍、体動を測定し、睡眠深度の判定、中途覚醒の評価を行う。また枕元のセンサーから体動を測定するオムロンの「睡眠計」や、エスエス製薬が無料提供するiPhone内のセンサーが寝具の揺れを感知する専用アプリ「ぐっすりーニャ」などがある。睡眠に関する評価は起床時の主観的評定が中心だったので、睡眠測定器は、手軽に睡眠の質量を客観化、可視化できる点が評価されている。睡眠障害が疑われる場合には、医療機関での終夜睡眠ポリグラフによる正確な判定が勧められる。