カタカナで表記される外来語。国立国語研究所は、カタカナ語はわかりにくいという各方面からの声を受けて、2003年から日本語への言い換えに着手し、04年までに3回にわたって141語の言い換え案を発表した。06年には新たに第4回分の35語の言い換え例を追加した。なお、発表後に国民の意見を募集して変更した例もある。カスタムメードは「受注生産」から「特注生産」、リードタイムは「所要時間」から「事前所要時間」に変わった。リターナブル(回収再使用)、リデュース(ごみ発生抑制)、リバウンド(揺り戻し)などをみると、言い換えは一時的には利用されるが、最後にはカタカナ語が残る可能性も考えられる。06年にはこれまでの176語の言い換え例を収録した冊子が出版されている。今後は医療・介護サービスなどの分野ごとに取り組むという。