言語の教育の諸問題を究明する学問。主として、第1言語(母語)と第2言語(もう一つのことば)の習得理論を根拠に、それらの効果的な教授法を研究する。日本人についていえば、日本語は「自然に」習得されるので、学校では「国語」教育として、読み書きを中心に、文字、語彙、規範文法、そして文芸鑑賞や自己表現の修辞技術を教える。最近では、文章要約と説明表現が苦手な生徒が多いことから、それらの指導法の開発が求められている。「外国語」は学校で学ぶ場合が多いので、開始年齢(学年)、動機づけ、教材、教員養成(研修)、教授法(文法・翻訳法やコミュニカティブ方式のよい点、悪い点)、誤答分析、学習ストラテジー、評価などのテーマがある。