現在、世界の多<の人々は英語をもうーつのことば(additional language)として使っている。その大きな目的は国際理解、国際交流である。英語は世界の多様な文化を理解することばであると同時に、私たちの生活を世界の人々に説明することばでもある。国際的な出会いで特に重要なことは、お互いに自分のことを相手に説明する能力である。だから日本人の英語学習では、日本人の感じ方、考え方、生き方を英語で言う練習をするのが得策である。日本人とべトナム人が出会った時に、英語で話すからといってアメリカやイギリスの話はしない。日本人はべトナムのことを聞くし、べトナム人は日本のことを聞くであろう。英語は情報の言語といわれるが、お互いに自分のことを話せなければ、この役を果たせない。