(財)日本国際協力支援協会が実施している外国人対象の日本語試験。1984年開始当時は世界15力国・地域で7019人の受験者しかいなかったが、以後その数は着実に伸び、2006年度には世界49力国・地域で43万7360人に達した。試験は1~4級に分かれ、いずれも「文字・語彙(ごい)」「聴解」「読解・文法」の3科目。1級は「900時間の日本語学習を終えたレベル」で、常用漢字を基礎に、約1万語使えることを求めている。1級の合格は70点以上、06年度の認定率は国内で45.9%、海外で32.0%だった。日本の大学に留学する学生の選抜にも使用されている。