日本が世界に発信する国際テレビ放送を主な業務とする新会社。NHKが事業主体となり、アメリカ・マイクロソフトやNTTコミュニケーションズなど13社の出資を受けて、2008年に設立。1日24時間、休みなく、日本とアジアの最新情報を全世界に英語のコメントで伝える。また、日本の政治経済、伝統文化、ファッション情報なども放映する。衛星、インターネット、そして携帯電話による配信も検討中とのことで、09年に正式にスタートするものとみられている。中国ではすでにCCTV-9(International)で毎日24時間の国際英語テレビを始めており、韓国でもアリランTVが有名である。国際英語テレビは英米のメディアに支配されがちであるが、日本が新しい視点で日本とアジア、そして世界各地のできごとを的確に報道することは、世界第二の経済大国の義務でもある。なお、英語の国際的普及にともない、国内の外国人、そして日本人にも気軽に見られる仕組みづくりも求められる。