中国英語。特に、中国独自の文化形態、行動様式、価値体系などを国際的場面で表現するための英語。中国人の英語教育専門家は、従来のChinese EnglishはChinglishとも呼ばれ、くずれた英語という印象を与えるとして、この新しい言い方を好む。中国は国際化を目指すなかで、小学校から大学にいたるまで、英語教育に力を入れている。英語学習者は3億人を超えるという。学習者は海外の事情を知るだけでなく、中国のことを英語で言う能力を大事にする。だから、中国のいろいろな出来事が英語で表現される。face(面子[メンツ]=誇り)にはさまざまな表現がある。hold up the Chinese face to the world(中国人の面子を世界に示す)、I know your face is bigger than mine(あなたの面子のほうが私のよりも重要なのはわかります)、You are simply losing my face(私の顔に泥を塗っている)、give (grant) him (some) face(彼の顔を立てる)、take my face into consideration(私の面子を考えて)などは日本人にも大いに参考になる。