多くの人に親しまれている「三国志」の中でももっとも有名な赤壁の戦いを描くジョン・ウー監督の「レッドクリフPart I」が2008年11月1日に公開され、興行収入が50億5000万円、観客動員数も400万人を超えるヒットとなった。製作費もアメリカ、中国、日本、香港、台湾、韓国と広範に集められ、アジア映画といってもよいだろう。金城武が孔明、トニー・レオンが呉軍の司令官・周瑜に扮し、目を奪う大合戦シーンはもちろんのこと、男同士の信頼、男女の愛といったメロドラマの要素も盛り込んであったのも人気を呼んだ。2000隻の戦艦と80万人の兵士で全軍攻撃を企てる曹操軍と立ち向かう、200隻・5万人の劉備、孫権合同軍との戦いが描かれる「レッドクリフ Part II-未来への最終決戦-」は09年4月10日に日本公開され、興収55億5000万円をあげた。